ギャラリー

Nostalgic北海道 2号室 室蘭本線・宗谷本線・富良野線・天北線

道北、最果ての地の蒸機たちは派手さもなく地道に働き続けていた。まだまだ道路が未整備な時代、鉄路を走ることに使命を感じていたのかも知れない。だが彼らの懸命な姿に、私は滅びゆく者の持つ寂寥感が自分の心を占めていくのを禁じえなかった。道南、室蘭本線を行く蒸機列車は編成長も頻度も十分で、あと2年ほどで姿を消すことになるとは思えぬ活躍ぶりだった。まだまだ元気だった頃の姿をご覧いただけることは撮影者として幸せである。